選び方

グループホーム見学、大将が見てほしい5つの点

親の物忘れが、ただの歳のせいでは済まなくなってきた。

火の消し忘れ、同じ話のくり返し、夜に出歩く。 一緒に暮らす家族が、だんだん眠れなくなってくる。 「そろそろ、施設を考えたほうがいいのかな。。。」

そう思ってパンフレットを開いても、どこも同じような写真と、同じような言葉が並んでいます。 これ、正直、選べんですよね。よう分かります。

大将です。松山でグループホームとデイサービスをやっています。 今日は、パンフレットには絶対に載らない、けれど見学の30分で見えてしまう「本当のところ」を、現場の人間の目線で5つ、お伝えします。

見学は、入居を決めた人が行くものではありません。 「まだ迷っている」「何を見たらいいかも分からない」——その段階でお越しいただくのが、いちばんいいんです。

1. 玄関を入って、まず「におい」を確かめてください

数字でも設備でもなく、大将がいちばん最初に言いたいのは、これです。

グループホームは、認知症の方が「暮らす」場所です。 暮らしがちゃんと回っている家は、生活のにおいがします。ごはんのにおい、洗濯のにおい。

逆に、玄関を開けた瞬間に鼻につく「独特のにおい」がある。 それを消すための、強い芳香剤のにおいがする。 ——このあたりに、その家の毎日が出てしまうと、大将は感じています。

パンフレットの写真は、いちばんきれいな一瞬を切り取ったものです。 でも、においだけは、写真に写りません。あなたの鼻を信じてください。

2. 職員が、お客様を「名前」で呼んでいるか

グループホームは、1つのユニット(生活の単位)が9名までと決められています。 少人数なんです。理由があります。顔と名前と、その人の物語が一致する。この規模でないと、それができんのです。

見学のあいだ、職員とお客様のやりとりを、そっと聞いてみてください。

  • 「〇〇さん、お茶いれましたよ」と、名前で呼んでいるか
  • お客様が話しかけたとき、手を止めて目を合わせているか
  • 職員同士が、ピリピリしていないか

大将のところでは、新しい職員が入ると、みんなの前で自己紹介をしてもらいます。 このあいだ「介護の仕事をしてよかったこと」というお題を出したら、何人もが「このチームに出会えてよかった」と言ってくれました。 職員が心地よく働けているチームは、お客様への接し方に、それがそのまま出ます。ここは、つながっとるんです。

3. 共有スペースと庭に、「暮らし」があるか

きれいに片付いているだけの部屋と、暮らしのある部屋は、違います。

洗濯物がたたみかけてある。 テーブルに、さっきまで誰かが読んでいた新聞がある。 庭で、お客様と職員が一緒に草をむしっている。

大将が庭のあるグループホームにこだわるのは、そこに理由があります。 土をさわる、花を見る、季節を感じる。それは「介護されている時間」ではなく、その人の「暮らしの時間」だからです。

見学のとき、共有スペースと庭に、生活の気配があるか。ぜひ見てください。

4. その日、お客様ご本人が「どう過ごしているか」

これは、少し勇気のいる見方かもしれません。

案内してくれる職員ではなく、そこで暮らしているお客様ご本人たちを見てください。

全員がテレビのほうを向いて、手持ちぶさたに座っているだけ。 ——そうではなく、お茶を飲んでいる人、職員と話している人、うとうとしている人、それぞれの時間が流れているか。

正解の風景があるわけではありません。 ただ、「その人が、その人らしくそこにいるか」。それが見えるのが、見学のいちばんの値打ちだと、大将は思う今日この頃です。

5. 見学のあいだ、あなた自身が感じた「空気」

最後は、チェックリストではありません。あなたの感覚です。

見学が終わって、玄関を出たとき。 「ここなら、母を任せてもいいかもしれん」と、少し肩の力が抜けたか。 それとも、なんとなく落ち着かない気持ちが残ったか。

その感覚は、たいてい当たっています。

見てほしい点 どこに出るか
におい 玄関を入った瞬間
名前で呼ぶか 職員とお客様のやりとり
暮らしの気配 共有スペース・庭
ご本人の過ごし方 入居者の表情と時間
あなたの直感 帰り際の肩の力

まとめ——「快」は、こちらが決めるものではない

大将には、ずっと変わらない、たった一つの考えがあります。

「快」は、してあげる側が決めるものではない。 受け取る側——お客様の反応から、はじめて生まれるものだ、と。

どんなに立派なパンフレットも、どんなに新しい建物も、それだけでは「快」になりません。 お客様がそこで、ふっと笑うか。肩の力が抜けるか。 それがすべてで、それは見学の30分でも、ちゃんと感じ取れるものだと、大将は信じています。

だから、迷っている段階で結構です。まずは、いろんな施設を見てください。 そのうちの一つに、私たちのグループホームも入れてもらえたら、うれしいです。

見学は、決めるための場ではなく、あなたの不安を減らすための場です。 費用のこと、日々の様子、どんな一日を過ごすのか——決めていない段階のご相談で、まったく構いません。

松山で、あなたとご家族の「快」を、いっしょに探させてください。

大将のグループホームについては グループホームのご案内 を、通いで過ごす一日は デイサービス大将のご案内 もあわせてご覧ください。

まずは、見学にお越しください。

どの施設が合うのか、費用はどれくらいか。決めていない段階のご相談で結構です。お電話でもフォームでもお受けします。

見学のご相談 →

お電話 089-993-5737