地域

地域包括支援センターとは|松山の13か所と相談先

親の物忘れが増えてきた。一人暮らしの親の様子が気になる。介護保険を使ったほうがいいのか、まだ早いのかもわからない——。 「気になる。けど、どこに電話したらええんやろ。。。」 介護のことが頭をよぎりはじめたとき、多くのご家族が最初につまずくのは、この「どこに相談すればいいのか」だと大将は感じています。

その最初の相談先として、市町村が設けているのが地域包括支援センターです。大将のブログでも、これまでの記事で何度も「まずは地域包括支援センターへ」と書いてきました。なのに、肝心のセンターそのものをきちんと紹介したことがなかった。。。というわけで今回は、地域包括支援センターでどんな相談ができるのか、ケアマネジャーや市役所の窓口とどう違うのか、そして松山市ではどこにあるのかを、松山市と厚生労働省の公式情報にもとづいて大将が整理してみます。

地域包括支援センターとは——市町村が設ける高齢者の総合相談窓口

厚生労働省は、地域包括支援センターを次のように説明しています。

地域の高齢者の総合相談、権利擁護や地域の支援体制づくり、介護予防の必要な援助などを行い、高齢者の保健医療の向上及び福祉の増進を包括的に支援することを目的とし、地域包括ケア実現に向けた中核的な機関として市町村が設置しています。

全国では5,487か所(支所を含めると7,374か所。令和7年4月末現在)が設置されています。

松山市の案内では、センターには保健師・社会福祉士・主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)等がいて、チームで支援を行うとされています。いろんな専門職が同じ窓口にそろっているので、「何の相談なのか、自分でもまだ整理できていない」段階でも話を聞いてもらえる。ここがいちばんの持ち味だと大将は思っています。

松山市が挙げている主な業務は次のとおりです。

業務(松山市の案内) たとえば、こんな相談
総合相談・支援 親の様子が心配だが、何から始めればいいかわからない
介護予防ケアマネジメント・介護予防ケアプランの作成 要支援1・2と認定された。どんなサービスが使えるか
権利擁護 お金の管理が心配になってきた/成年後見制度について知りたい
認知症高齢者等への支援 物忘れが増えてきた。受診や今後の暮らしが心配
地域のケアマネジャー等の支援 (ケアマネジャーや事業者を後方から支える業務)

出典: 松山市「松山市地域包括支援センター」(2026年9月確認)。右列は相談内容の一例

ケアマネジャー・市の窓口とは、何が違うのか

介護の相談先は、地域包括支援センターだけではありません。「包括」「ケアマネ」「介護保険課」。。。名前が似たり寄ったりで、ややこしいですよね。役割の違いをざっくり押さえておくだけで、迷ったときの電話先がぐっと見えてきます。

相談先 主な役割 こんなときに
地域包括支援センター 高齢者の総合相談、要支援1・2の方のケアプラン(介護予防支援) まだ認定を受けていない/何から始めればいいかわからない/要支援と認定された
居宅介護支援事業所(ケアマネジャー) 要介護1〜5の方のケアプラン作成とサービス事業所との連絡調整 要介護と認定され、在宅でサービスを使いたい
松山市 介護保険課 要介護認定の申請受付 要介護認定を申請したい

出典: 松山市「松山市地域包括支援センター」「居宅介護支援・介護予防支援」「要介護認定の申請手続き」(2026年9月確認)。要支援1・2の方のケアプランは、松山市の指定を受けた居宅介護支援事業所が担う場合もあります

要介護認定の申請は、ご本人やご家族が市の窓口で行うほか、地域包括支援センター・居宅介護支援事業所・介護保険施設に代行してもらうこともできると松山市は案内しています。「申請書を書くのが不安」という方は、地域包括支援センターで相談してみてください。申請の流れは松山で介護保険を申請するには?窓口と流れにまとめています。

要介護と認定されたあとのケアマネジャーの探し方は、ケアマネジャーは選べる?松山での探し方で整理しています。

相談の前に、準備しておくと話が早いこと

地域包括支援センターへの相談に、特別な書類が必要なわけではありません。ただ、次のようなことを手元にメモしておくと、話がスムーズに進みやすくなります。

  • ご本人の住所(町名): 担当のセンターは住所で決まります
  • 気になっていること: いつごろから、どんな様子か(物忘れ、転びやすくなった、食事がとれていない など)
  • 今の暮らしの状況: 一人暮らしか、同居の家族がいるか、通院先はどこか
  • 介護保険の認定の有無: すでに認定を受けていれば、介護保険被保険者証

ご本人が「まだ世話になるほどやない」と相談を嫌がることもありますよね。松山市は地域包括支援センターを「高齢者やその家族向けの事業」のひとつとして案内しています。そんなときは、まずご家族から相談してみてください。離れて暮らしていて親の住む地域のことがわからない、という場合も、親の住所地を担当するセンターに連絡してみてください。

段取りの手前の準備を、大将は「仕込み」と呼んでいます。メモ1枚の仕込みがあるだけで、相談の中身はぐっと濃くなります♪

地域包括支援センターへの相談の流れを示した図。1ご本人の住所から担当センターを確認、2電話で連絡、3困りごとを相談、4必要に応じて要介護認定の申請やサービス・制度の利用につなぐ。

松山では、どうなっているか

松山市には、地域包括支援センターが13か所、サブセンターが2か所あります(松山市の案内・2026年9月確認)。担当は住所(町名)で決まります。

No. 担当地区 名称 電話
1 道後・湯築・桑原・五明・伊台・湯山 湯築・桑原・道後 089-993-5666
1 (同上) サブセンター五明・伊台・湯山 089-993-5661
2 石井東・石井西・浮穴・久谷 石井・浮穴・久谷 089-957-0808
2 (同上) サブセンター浮穴・久谷 089-905-8889
3 久米・小野 小野・久米 089-970-3761
4 番町・八坂・東雲・素鵞 東・拓南 089-915-7760
5 雄郡・新玉 雄郡・新玉 089-993-7220
6 清水・味酒 味酒・清水 089-911-1135
7 余土・垣生 垣生・余土 089-989-7600
8 生石・味生 生石・味生 089-953-3888
9 宮前・三津浜・高浜・興居島 三津浜 089-953-1130
10 中島 中島 089-997-0454
11 潮見・久枝 潮見・久枝 089-994-8765
12 和気・堀江 和気・堀江 089-911-8005
13 浅海・立岩・難波・正岡・北条・河野・粟井 北条 089-992-0117

出典: 松山市「松山市地域包括支援センター一覧」(令和8年7月版・2026年9月確認)。名称は「松山市地域包括支援センター」を省略。所在地・FAXは市の一覧をご覧ください

  • 担当地区がわからないとき: 松山市のホームページに「町名別 担当一覧表」が掲載されています。ご本人の町名で担当センターを確認できます。
  • 基幹型地域包括支援センター: このほか、市役所(二番町四丁目7-2 別館2階)に基幹型地域包括支援センターがあります。電話 089-948-6784。
  • 要介護認定の申請: 松山市 介護保険課(要介護認定申請担当)089-948-6841。地域包括支援センターでの代行も可能です。

センターの数や担当地区、連絡先は変わることがあります。連絡の前に、松山市の最新の一覧でご確認ください。

松山市の高齢者向けの見守り支援については一人暮らしの親が心配|松山市の見守り支援、物忘れが気になるときの相談先は認知症かもと思ったら|松山の相談窓口でも紹介しています。

大将たちは松山で居宅介護支援・デイサービス・グループホームを運営しています。

まとめ

  • 地域包括支援センターは、市町村が設ける高齢者の総合相談窓口です。保健師・社会福祉士・主任ケアマネジャー等がチームで対応します。
  • 要支援1・2の方のケアプランは主に地域包括支援センター、要介護1〜5の方のケアプランは居宅介護支援事業所(ケアマネジャー)が担います。
  • 要介護認定の申請は、地域包括支援センターに代行してもらうこともできます。
  • 松山市には13か所とサブセンター2か所があり、担当は住所(町名)で決まります。

介護の心配って、はっきりした形になる前から始まるものなんですよね。「まだ相談するほどでもないかも」。。。そう思う段階でこそ、一度声をかけてみてほしいんです。

大将たちが大切にしている「快」は、こちらが「してあげる」ものではなく、お客様やご家族の反応から生まれてくるもの。そして大将は、待たせずにすぐ応えること、それ自体が相手への敬意であり「快」の入口だと考えています。相談の窓口は、早く叩いてもらえるほど、一緒に早く動けます。

介護保険のことでも、通い先・住まいのことでも、まだ何も決めていない段階で構いません。見学のご相談から、お気軽にお声がけください♪


出典: 松山市 松山市地域包括支援センター / 松山市 松山市地域包括支援センター一覧(PDF) / 松山市 高齢者やその家族向けの事業 / 松山市 居宅介護支援・介護予防支援 / 松山市 要介護認定の申請手続き / 厚生労働省 地域包括ケアシステム(いずれも2026年9月確認)

まずは、見学にお越しください。

どの施設が合うのか、費用はどれくらいか。決めていない段階のご相談で結構です。お電話でもフォームでもお受けします。

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お電話 089-993-5737